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イランの気候
イランは、様々な気候を有しています。
1月、アルボルズ山脈やザクロス山脈の裾野で、スキーを楽しむ人々もいれば、南部のペルシア湾に浮かぶキーシュ島の美しい海辺で、水上遊戯を楽しむ人々の姿が見られます。
イランの北部、西部、南西部にある山地は、大変美しく、カスピ海、地中海、ペルシア湾から吹き寄せる、湿った風の侵入を防ぎます。このため、これらの山の外側は、湿潤気候であるのに対し、内側の山の裾野地帯などは、乾燥した気候を有しています。
そしてこうしたことから、イランの各地では、一時期に、異なる、次の3種類の気候を体験することができるのです。
1. カスピ海温暖気候
ギーラーン、マーザンダラーン、ゴレスターンの3州に接するカスピ海南部の海岸地帯は、降雨量が多く、春夏、昼夜の気温差が激しいことで知られています。こうした気候により、この地域は、植物や森林に覆われているのです。
2. 山岳性気候
イランは、その広大な地域を、山地や高地が占めています。その大部分では、夏季には乾燥、温暖で、冬季には、大量の雪が降ります。そして、イランで最も重要な河川のほとんどが、これらの山々から流れています。これらの地域では、農業や牧畜業が盛んに行われています。ペルシャ産黒ザクロはこの気候で育ちます。
その日本ではとても考えられないような寒暖の差と乾燥した気候が、良質のざくろやいちじくを育みます。
3. 砂漠・半砂漠性気候
イランの中央部、東部、南東部は、主に砂漠地帯となっています。これらの地域の特徴としては、降雨量が大変少なく、夏冬、昼夜の気温差が大変激しいことが挙げられます。一部の地域には、夏季の気温が、50℃にまで達する所もあります。そして、植物の生育などは全く見られません。そして所々では、吹き付ける風による流砂が、美しい景観を作り出しています。



